イベントレベル解説
それぞれの意味と活用方法について。
Goodpaceの各イベントには、フィットネスレベルとテクニカルレベルという2つの独立したスコアがあります。それぞれ異なるものを測定しており、どちらも重要です。
フィットネスレベルは純粋に身体的な出力、つまり体にどれだけの負荷がかかるかを表します。開催形式は関係ありません。過酷な日帰り50kmのランと、きつい2日間のファストパッキングは、どちらもレベル4になることがあります。重要なのは1日か2日かではなく、体への総合的な負荷です。
テクニカルレベルは、地形、装備、高度感、そして山での判断力を表します。距離や日数とは関係ありません。短くても高度感の強い日帰り縦走がレベル5になることもあれば、整備されたトレイルを走る50kmのレースがレベル1になることもあります。
必ず両方のスコアを合わせて確認してください。自分のレベルに自信が持てない場合は、申し込み前にご連絡ください。
フィットネスレベル
距離、獲得標高、行動時間、持続的な運動強度など、体にかかる負荷を表します。開催形式は関係なく、総合的な身体的負荷が同程度であれば、日帰りイベントと複数日イベントが同じフィットネスレベルになることもあります。
ウォーキングや時々の軽いジョギングを楽しめる方向けです。数時間程度、頻繁に休憩を取らずに歩き続けられれば十分です。このレベルに参加するのにランナーである必要はありません。距離は短く、獲得標高もわずかです。
具体的には: 歩きやすい地形でのんびり楽しむイベントです。10km未満、獲得標高500m未満。景色を楽しむ時間もたっぷりあります。
目安: 軽量なデイパックを背負い、数時間程度のウォーキングや軽いジョギングを無理なくこなせるレベルです。
ロードや平坦なトレイルを定期的に走っている方、あるいは頻繁にハイキングをしている方向けですが、継続的な登りにはまだ慣れていないかもしれません。半日程度動き続けられ、ある程度の登りがあっても行程に支障が出ないレベルです。ロードランナーや普段からハイキングをしている方が、本格的な山岳地形へ最初の一歩を踏み出すのに適しています。
具体的には: 半日から1日程度のイベントで、そこそこの登り下りがあります。終わる頃には疲れていますが、限界までは追い込まれません。
目安: 半日程度、獲得標高500〜1,000mを無理なく走る、または歩けるレベルです。トレイルや山の経験があると安心です。
定期的にトレイルランニングを行っており、山岳地形でのまとまった標高差にも慣れています。1日を通して運動強度を維持でき、しっかり回復もできます。ロードマラソンや長時間の山行の経験はあるものの、ウルトラディスタンスにはまだ達していないレベルです。
具体的には: まとまった標高差があり、持続的なトレイルランニングのペースを保つ1日イベントです。これまでにも大きな山行を経験しているはずです。
目安: 山岳地形で20〜30km、獲得標高1,000〜1,500mを無理なく走れるレベルです。
経験豊富なトレイル・マウンテンランナー向けです。長時間の山行は日常的で、ウルトラの経験、あるいはそれに相当する豊富な山岳経験があります。このレベルには、マラソン以上の距離と大きな標高差を伴う非常に大きな日帰り山行に加え、1日ごとにしっかりとした負荷がかかる複数日のファストパッキングも含まれます。1日中パックを背負って行動し、一晩の回復で翌日また動けるレベルです。
具体的には: 非常に大きな日帰り山行、または1日ごとに負荷の大きい複数日のファストパッキングです。
目安: 30km以上、獲得標高1,500〜2,500mの行程を無理なくこなせるレベルです。ウルトラの経験、あるいはそれに相当する山岳経験があり、翌日もフル装備で行動を繰り返せます。
Goodpaceのイベントの中で最も身体的負荷が高いレベルです。50km以上で標高差の大きい非常に長い日帰り山行、あるいは1日ごとがそれぞれレベル4相当の負荷となる複数日の縦走が該当します。強靭な持久力を備えたアスリート向けで、ウルトラ、あるいはそれに相当する山岳での実績があります。補給や体調管理の方法を熟知しており、すべてが「もう無理だ」と告げていても動き続けられる方向けです。
具体的には: 年間スケジュールの中で最大の運動量を伴います。50km以上・獲得標高2,500m以上のとてつもない日帰り山行、あるいは各日がそれぞれ非常に大きな負荷となる複数日の縦走です。
目安: 50km以上の行程、または非常に大きな山行を連日こなせるレベルです。ウルトラレース、あるいはそれに相当する豊富な山岳経験が必須です。
テクニカルレベル
地形、高度感、ナビゲーション、装備、そして山での判断力を表します。このスケールは距離や日数とは関係ありません。短くても高度感の強い日帰り縦走はレベル5になることがあり、整備されたトレイルを走る50kmのレースはレベル1になることもあります。よく確認してください — テクニカルレベルの見誤りは、フィットネスレベルの見誤りよりも深刻な結果につながります。
整備の行き届いたトレイルで、高度感や岩場の通過、宿泊を伴う要素はありません。技術的な難しさはなく、道もわかりやすいです。体力面の準備さえできていれば、どなたでも参加できます。
具体的には: 案内表示が明確な樹林帯や尾根道で、急な崖や手を使う必要のある箇所はありません。
目安: 山の経験は不要です。トレイルを問題なく歩けるレベルです。
ほとんどが技術的に難しくないトレイルですが、一部に凹凸のある地面や岩場、やや急な区間があります。大きな高度感や鎖場、岩場の通過はありません。おおむね歩きやすいものの、足元への注意は必要です。宿泊を伴う要素はありません。山岳地形にある程度慣れていると安心ですが、必須ではありません。
具体的には: 開けた尾根道や樹林帯の山道で、一部に岩場や急な区間があります。足元への注意は必要ですが、技術的な難しさはありません。
目安: 山道での経験が多少あり、凹凸のある地面でもペースを保って歩けるレベルです。
急な区間や短い岩場の通過を含む、技術的な要素のあるトレイルで、部分的に高度感のある箇所もあります。凹凸のある山岳地形をペースを保って進む力があり、自分の状況や限界について基本的な判断ができる方向けです。通常宿泊は伴いませんが、早朝出発や長時間の行動が一般的です。
具体的には: 岩場や高度感のある箇所を含む、尾根沿いの持続的なランニングです。日本の山岳地形での経験があると安心です。
目安: 山岳地形での定期的なトレイルランニング経験があり、急で凹凸のある地面でもペースを保って進めるレベルです。
高度感のある尾根、岩場の通過、鎖場や梯子など、滑落すれば重大な結果につながる地形を含みます。宿泊を伴うとは限らず、技術的難度の高い日帰り縦走もこのレベルに該当します。高度感のある山岳地形に慣れており、GPSやYAMAPなどの地図アプリでのナビゲーションができ、先へ進むか撤退するかを自分で判断できる方向けです。装備についての理解も重要です — 何を持っているか、なぜそれが必要かを把握してください。
具体的には: 標高2,000m以上での、鎖場や岩場の通過を含む技術的な尾根歩きです。日帰りの場合も複数日の場合もあります。ナビゲーションとルートへの理解は必須で、任意ではありません。
目安: 鎖場や岩場の通過を含む技術的なアルパイン地形での確かな経験があり、山岳ルートを自力でナビゲーションでき、高度感のある地形でのリスク管理ができるレベルです。
Goodpaceのイベントの中で最も技術的難度の高い地形です。ナイフエッジの尾根が続く区間、日本の名高いキレット、そして確かな山岳判断力と真の自己完結力を要する高度感の強い縦走が該当します。日帰りの場合も複数日の場合もあり、レベル5を定義するのは日数ではなく地形の厳しさとコミットメントの度合いです。落石の危険がある区間ではヘルメットの着用が必須です。ロープやクライミング装備は不要です — これは岩登りではなく岩場・キレット地形の通過ですが、一度踏み込むと撤退が難しい高度感の強い環境に完全に対応できる必要があります。判断力と自分の限界を知ることは、体力と同じくらい重要です。
具体的には: 日本で最も厳しい尾根とキレット区間です。鎖場、垂直に近い崖、そして高度感の強い縦走を含みます。負荷の大きい日帰り縦走の場合も、複数日のルートの場合もあります。
目安: 高度感のあるアルパイン地形での豊富な経験が必要です。重大なリスクを伴うナイフエッジの尾根でも問題なく行動でき、ヘルメットの着用は必須、確かな山岳判断力が不可欠です。
興味のあるイベントの両方のスコアを正直に見て、これまでに同程度の経験があるかどうか自分に問いかけてみてください。フィットネス面は十分でもテクニカルな経験が足りない場合は、まずテクニカルレベルの低いイベントに参加し、そこから経験を積んでいくのがおすすめです。
迷ったときは、自分が思うレベルより1段階下から始めましょう。山は逃げません。
ご質問があればお気軽にメッセージをお送りください。あなたに合ったイベント選びをお手伝いします。

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